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mikan_daisuki’s blog

IT系サラリーマンの日記。前職ではスマホゲームを、現在はアプリを作ってます。



介護のコストをだれが支払うべきか


認知症の妻を殺し、夫も食事を拒み続けて死亡したというニュース。ぼくはこの記事を読んで、妻よりも夫に同情した。大好きだったはずの妻を殺して、自分も死のう、という決断に至るほど、介護には深い闇があるのだと感じさせる。

介護は、治療が難しい状況では、終わりのない作業になってしまう。未来ある子どもの世話は、どんどん成長していくさまを間近で見られる楽しい作業だが、治療が望めず、生きてるだけで精一杯な人の介護は、どうしても辛い作業になってしまうのでは、と察する。

当然、家族には、その人への愛があり、だからこそ辛くても頑張ってしまうのだが、それはその家族にとって大きな負担となるのは間違いない。

今回のケースだと、夫は妻を介護施設に出すべきだったが、それができない家計状況だったのかもしれない。妻も自分が認知症になって、夫に迷惑をかけながら生きていくことを望んでいなかっただろう。数十年連れ添った夫も、そんな彼女の想いをわかっていて、心中することを決意したのではないか。

安楽死というアプローチも世界には存在するが、日本では、認知症安楽死することはできないし、安楽死において先進的なオランダでも、症状が進行しすぎると安楽死が難しくなるケースもあるらしい。


介護対象者が、家族にとっても社会にとってもコストでしかない、という辛い現実があったときに、その事実と向き合い、その人の人生を終わらせる安楽死、という考え方は、これからもっと重要になるし、整備していくべきだ。日本がオランダと同等に安楽死の仕組みが整備されていれば、夫まで死ぬことはなかったかもしれない。

最後に、夫婦に対しては、哀悼の意を表する。