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mikan_daisuki’s blog

IT系サラリーマンの日記。前職ではスマホゲームを、現在はアプリを作ってます。



クラウドワークスのいいところ、悪いところ

最近、クラウドワークスがやたら話題になっていて良い機会なので、

いいところ、悪いところ(改善すべきところ)をまとめてみようと思います。

例えば、下記の記事。

 

www.miyahaya.com

 

言ってることは間違ってないけど、視点が、働けない母ちゃん目線しかなくて

ちょっと視野が狭いなーと思いました。

 

違う目線の例としては、以下の記事です。

 

crapp.hatenablog.com

 

言うまでもないことですが、はてなブックマークはエンジニアのユーザーが多いので、エンジニア視点のこの記事がバズっていますね。ぼくもエンジニアなので、この記事に共感するところはありますが、もちろんこれが全てではないとも思います。

 

それでは以下に良いところ、悪いところをまとめます。

あくまで開発者として、いいところは盗む、悪いところは反面教師にしたい、というのが目的です。 disりたいわけでも擁護したいわけでもありません。

 

クラウドワークスの良いところ

1.ビジョンが明確で共感しやすい

クラウドワークス」の提供を通して、インターネットで買い物するのが当たり前になったように、インターネットで働くことが当たり前の社会を創ります。 

引用元: 企業情報 | 株式会社クラウドワークス から抜粋

インターネットで働くことが当たり前になると、

  • 主婦が、スキマ時間で収入をカジュアルに得られるようになる
  • フリーランスが、人のツテに頼らず、好きな時期に仕事できるようになる
  • 会社員が、休日とか平日夜に、追加で収入がほしいときに働けるようになる

といった良いことが想像できます。

こんな世界になったらすばらしい、とぼくも思います。

従業員も、モチベ高く働いてるんだろうな、と想像します。

社長の吉田さんがイケてる、ということですね。 (ビジョンの提示は社長の仕事)

そんな吉田さんについてググったらブログが見つかりました。

crowdworks.jp

チェックしようと思います。

2.Webのクオリティが高くて、(特にPCで)使いやすい

Webの人が多いのか、PC、スマホともにWebは、多機能で、違和感ある部分も少なく、しっかり作られている印象です。

 

PC版

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(引用元: 日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」 )

 

スマホ

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(引用元: 日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」 )

 

使っている人は知っていることですが、本当にいろんな仕事を依頼して請け負うことができるようになっています。

以下は全ての仕事の種類を見ることができるページですが、

数百カテゴリーの仕事があり、初めてみると圧倒されるほどたくさんありますw

丁寧に作られているな、と感じるところです。

 

crowdworks.jp

 

3.十分認知され、企業も働き手も集まってきている

IRによると、営業収益 (売上)、労働者数、登録企業数、ともに順調に増加傾向です。

営業利益は赤字ながらも、成長し続けているところはポジティブで、多くの企業や働き手が「これ使ってみたい!」ってなって、実際に使われている証拠です。

 

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(引用元: 2016年9月期 第1四半期決算説明資料 )

 

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(引用元: 2016年9月期 第1四半期決算説明資料 )

 

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(引用元: 2016年9月期 第1四半期決算説明資料 )

 

数字にコミットする社風・文化があるのかもしれません。

もちろん、ビジネスは成長していかないと全てのステークホルダーを幸せにできないので、数字にコミットするのは大事なことであり、良いことです。

 

クラウドワークスの悪いところ

1.ヤバイ案件が多い

一番最初にも触れましたが、下記の通り、エンジニアにとってはかなり安い案件が多い印象です。

crapp.hatenablog.com

 

また、「法律的にこんな仕事請け負っていいの?」という案件があったりします。

lineblog.me

 

ぼくも心当たりがあり、昔クラウドワークスで「Twitter強制ツールの開発を緊急でお願いしたい」といった旨の依頼がダイレクトメッセージで来て、無視したことがあります。

Twitter強制ツールってなんだろう・・・ってざわざわしたのを覚えています。

 

こういった話をすると、「ヤバイ仕事は受けなきゃ良いじゃん」という自己責任論が出てきがちなのですが、それはユーザーのあるべき姿勢としては正しいのですが、サービス提供者の、ユーザーに対する姿勢は本当に誠実なのか?と考えると疑問が残ります。本当は、価格水準のガイドラインを整備するとか、運営側で依頼内容のレビューをするフローにするとか(スピード落ちてイケてないけど)、カスタマーサポートの監視体制を整備したりすることで、改善ができるところだと思います。

2.営業利益の赤字の改善が難しそう

ビジネスにおいて規模は大事なので、「成長し続けているし、最終的に黒字にできればよいよね」という話は投資家にとってもリーズナブルに見えるのですが、以下のような記事で「厳しくね?」と指摘されていました。

gothedistance.hatenadiary.jp

ユーザー数を伸ばしましょうといっても、ユーザーが増えればサポートに関する諸業務が増えてしまう為に営業費用が嵩みます。オートメーションは無理がある。単純な物品の売買じゃないから。現在80万人のユーザーがいるそうですが、仮に200万ユーザーになったとしても成約額が小さいなら赤字体質の脱却は難しい。個人で請けられる仕事は、たかが知れていますから。売上40億で8.5億の赤字って結構辛い数字です。

ぼくはこの辺の肌感があまりないのでリカバーできるか想像できないのですが、 

営業利益率が約-20%を、例えば+20%とかにしないといけないので、+40%の変化が求められる状況では、大きなマネタイズ施策を入れないと確かに難しそうに見えます。

 

ぼくはソーシャルゲームをずっと作っていましたが、やはり営業利益率は50%とかそういう数値感だったので、それと比較するとかなり厳しい感覚は持ってしまいます。

ソーシャルゲームは異常といえば異常なのでここまで行く必要はないですが、20%くらいにはならないと、株主へ配る利益がちゃんと残らず、ビジネスとして健全な状況とは言えないのでは、と勝手に思っています。

3.アプリ版のクオリティが低い

ちょっとインストールしただけですが、そもそもできることが制限されているようでした。

仕事を探したり、発注したりはできないようです。

スカウトメールの確認をしたり、メッセージのやりとりはできるようなのですが、

逆に言うとそれしかできないので、スマホで仕事を探したり発注したりはしづらい

ようです。

 

play.google.com

 

2016年にもなると、スマホで良いユーザー体験を与えたいならアプリを作るしかないと思います。Webがしっかりしていたので、どちらかというとWebエンジニアが多く、iOS/Androidをがっつりやれるエンジニアが少ないのではないか、と推測しています。

 

まとめ

まとめると、

良いところ

  • ビジョンがよい。社長の吉田さんイケてる。
  • Webが丁寧に作られてる。PCなら十分使いやすい。
  • 営業利益は赤字ながらも、成長し続けている

悪いところ

  • ヤバイ案件が多くて、ほんとにユーザーに対して誠実に運営してるのか?と疑問が残る。カスタマーサポート体制大事。
  • 営業利益の赤字を改善するの難しそう。大きく変えるマネタイズ施策が必要そう。
  • アプリのクオリティが低く、スマホで仕事探したりしづらい。2016年にスマホでサービス提供するならアプリに注力すべき

でした。ご参考になれば幸いです。