【確定申告】2016年に向けてサラリーマンのための確定申告について予習しておく
筆者はサラリーマンやりつつも、ちょこっと副業やったり株やったりしていて
収入があるので確定申告せねばなりません。
今回は本ブログのメインテーマからは外れますが、その話を予習すべくまとめてみます。
目次
- サラリーマンに確定申告は無縁と思っているあなたへ
- 出産したとき (=医療費控除)
- 家やマンションを買ったとき (=住宅ローン控除)
- ふるさと納税したとき (=寄附金控除)
- ちなみに、これらは「所得控除」なのでご注意を
- 副業してるとき (=雑所得)
- 株とかFXとかしてる (=申告分離課税)
- まとめ
サラリーマンに確定申告は無縁と思っているあなたへ
全くそんなことはありません。
目を覚ましてください。笑
例えば、ざっくり以下のとき確定申告するとお金が返ってきます。
万単位で返ってくることもあります。
- 出産したとき
- 家やマンションを買ったとき
- ふるさと納税 (これはやるなら当たり前)
また、ざっくり以下で会社以外の収入が20万以上のときは確定申告してないと脱税です。
- 副業してる
- 株とかFXしてる
さて、どうして確定申告すべきなのか、それぞれ見て行きます。
その前に、前提として対象読者を記載しておきます。
- 年収が330万以上900万以下の方
すなわち、
で言うと、税率20-23%の方です。税率が収入によって全然違うのです。
出産したとき (=医療費控除)
出産してなくても、ひどいケガなどでお金がかかったときは「医療費控除」が適用できます。
10万以上かかった医療費全額 (× 2割)
が返ってきます。※保険で補填された金額は除く必要があります。また、出産一時金の42万円も除く必要があります。
以下、正しい情報です。(超分かりづらいですがw)
No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)|所得税|国税庁
例えば50万医療費がかかってれば、
(50万 - 10万) ×0.2 = 8万(所得税率:20%を掛けてます)
となります。
ちなみに非常に細かいことではありますが、通院のための交通費についても、控除の対象になります。
具体的な金額が知りたい場合は、こちらのサイトで簡易計算することができるようです。
家やマンションを買ったとき (=住宅ローン控除)
これ、買えばなんでも控除が適用できるわけじゃないです。ざっくり
- 木造なら築20年以内
- 鉄筋なら築25年以内
- ローン10年以上組んでる
- 50平米以上ある
で適用可能です。条件細か過ぎ!
税制って超細かいのです。
詳しく知りたい方はこっちがオススメです。
年最大40-50万程税額から控除されるそうです。
結構デカいですねー。自分は築50年物件を買ってしまったので対象外です笑
ちなみに、住宅ローン控除は、「税額控除」といって所得税を算出後に引いてくれる、イケてる控除です。他には、株の配当金に適用される配当控除などがあるらしいですが、難しすぎて私もよくわかってません汗
ふるさと納税したとき (=寄附金控除)
ふるさと納税って、実は結構複雑な仕組みなんです。
これは2016年の確定申告で使える情報ではないのですが、
「ふるさと納税とは何ぞや」ということが理解できます。
ふるさと納税の控除額(=最終的に返金される金額)は、
- 所得税の寄附金控除
- 個人住民税の寄附金控除
- 個人住民税の寄附金控除の特例
の合計なんです。これが合計「負担は2000円で、最大で住民税の約20%相当額まで返金される」
と言っているのですから、非常に難しいです。
とりあえず住民税の約20%まで返金される
とざっくり覚えておきましょう笑
※正しくは、ふるさと納税をした次の年の6月の住民税から、最終的に返金される金額が差し引かれます。
ちなみに、これらは「所得控除」なのでご注意を
これらの情報は、
収入(所得)を得ていることが大前提
であることに注意です。なので、基本的にはサラリーマンに優しい制度なのです。
最終的に計算した結果(所得)に対して、以下ページの表を使って計算します。
実際はさらに複雑に計算されてるので、難しいことは考えず、こちらで先に所得金額を計算してみましょう。(平成26年版だけど参考にはなる)
「所得金額」が、控除前の金額です。
では、次へ進みます。
副業してるとき (=雑所得)
税制上、収入のことを「所得」と呼びます。所得には以下の種類がありますが、
難しいのでスルーでよいです。
副業は、以下のように覚えておくといいと思います。
事業所得か雑所得の違いは、あいまいですが、定常的に収入があるかどうかです。
ただ、サラリーマンの方が事業所得として申告すると、住民税の通知書が会社に届いたときに会社の経理の人バレる可能性があるようです。
なので、サラリーマンの方は、よほど副業で稼いでない限りは雑所得がオススメです。
雑所得は、給与に足されて所得税を計算します。
ここの金額がでかくなると税金も当然増えます。
株とかFXとかしてる (=申告分離課税)
扱いが特殊なようで、他の所得と分けて計算することになっています。
No.1463 株式等を譲渡したときの課税(申告分離課税)|所得税|国税庁
こちらによると、もうけた収入の20%支払う必要があります。利益を確定させない場合などは、株価が上がっていた場合でも、確定申告する必要はありません。
まとめ
- とにかく税制は超細かくて難しい! (困ったら詳しい人に聞く!)
- 控除は所得金額以上にはならないので先にどれくらいか計算しておく
- 副業してる方は脱税にならないように税制を学んでおきましょう
まとめると薄くなりますが、大事なことはすべて細かいです。
こちらを入り口に、勉強していただけたら幸いです。